Metal Church/Masterpeace

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
春の訪れを感じると共に、大雪の被害で困っている方々も多いと思います。

早速本題に参りましょう!!


さてさて早速本題に参ります。
今回紹介する作品はアメリカのメタルバンドMetal Churchのアルバムです。



「前回の更新もMetal Churchだっただろう」と思われる方もいるかもしれませんが、
相変わらずのマイペースで、今回の更新もMetal Churchで攻めていきます。

Metal Churchというバンドが紆余曲折あったという事は前回触れましたが、
今回紹介するアルバムは1人目のヴォーカリストであった、
David Wayneを呼び戻して1999年にリリースされた通算6枚目のフルアルバムです。

おやおや...


まぁ、このバンドはヴォーカリストが偉いのではなく、
ギタリストでプロデューサーでもあったKurdt Vanderhoofが、
一番の権力を持っており、「彼のやりたい事 = Metal Church」である部分は、
否めない事実であると思いますし、それはそれで仕方がない事だと感じています。

このアルバムでは、
初期の2作品でヴォーカルを務めていたDavid Wayneを呼び戻し、
1回目の再結成を果たす際に作られた作品なのですが、
全くと言っていいほど初期の作品のような勢いを感じられません。

David Wayneがヴォーカルだった頃の作品は、
正統派メタルというよりは、スラッシュメタルに近い、
非常にアグレッシブな作風だったように思うのですが、
このアルバムではそんな勢いを感じさせることは全くなく、
極めて普通のヘヴィメタルに落ち着いてしまった感があります。

作風が落ち着いてしまった要因は?


それでは、作風が落ち着いてしまった要因について考えてみたいと思います。

まず、挙げられるのはDavid Wayneの衰えだと思います。
2人目のヴォーカリストであったMike Howeは、
長期間に渡って音楽活動をしていなかったとは思えないぐらい、
復帰後も見事な歌唱を披露していたのですが、
David Wayneの歌唱は全盛期と比べると衰えたと言わざるを得ませんでした。

全盛期によく用いられていた、
ハイトーンボイスは影をひそめ、
メロディーに合わせてゆっくりと歌い上げる感じになってしまいました。
よく言えば勢い任せではなく、丁寧に歌っている印象がありますが、
彼の持ち味であるのはハイトーンシャウトであった為、物足りなさを感じます。

丁寧に歌っているとは言え、
その歌声はおじいちゃんのようで、生き生きとした感じがありませんでした。

次に挙げられるのは、時代背景だったと思います。
1999年というのはちょうどニュー・メタルが流行りだした頃であり、
Metal Churchの良い部分だったスラッシュメタルの要素を含むバンドは、
メインストリームからほぼ追い出された状態で、皆無になった事があると思います。

こんな感じで細かく刻むリズムギターは、
この年代では時代遅れとされた為か、ほぼアルバムの中には登場しません。

その代わりと言ってはなんですが、
アコースティックギターが多く用いられるようになり、
私が思い描いていたものとバンドの印象が変わっていってしまいました。

今回の更新はこの辺で終わりにしておきたいと思います。


今回はMetal Churchの最初の再結成の時のアルバムについて触れました。
Metal Churchというバンドは何かある度に、解散・再結成を繰り返しています。

この作品もそんな再結成時のドタバタとした所で、
きっと作られたのだと思いますし、表現したい事を全て形に出来たかは疑問です。

メンバーの衰えであったり、時代背景であったりが、
作風に反映されてしまったのは仕方がない事だと思いますが、
せめて再結成するのであれば全盛期の作風に近付ける努力も必要だったと感じます。

今回もお付き合い下さりありがとうございました。次回もまたお願いします。

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