Death Angel/Act III

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皆さんいかがお過ごしでしょうか?
コロナウイルスは相変わらず衰える事を知らず感染拡大が続いていますね。

今回紹介する作品は...


今回紹介する作品はアメリカのバンドDeath Angelの3枚目のフルアルバムです。



今回なぜDeath Angelの事を、
"メタルバンド"てはなく、単に"バンド"として書いたかというと、
このアルバムに限って言えば、
Death Angelが本来持っていたスラッシュメタルの要素はほぼなくなり、
ファンキーな曲やバラードが目立つようになり、
ある意味ではミクスチャー的なサウンドを表現するようになったので、
今回は"メタルバンド"という表現は使いませんでした。

ですが彼らは、
今現在はバリバリのスラッシュメタルサウンドを鳴らしており、
このアルバムが出た1990年当時よりも、刺激的な音楽を作っているように思います。
こういう事を「良い年の取り方をした」と表現するべきだと思います。

もちろんデビュー作である「The Ultra-Violence」なんかは、
若さ故の勢いあまって、少し変わったリフだったり、
構成を無視したような急な展開などがあったりして、
「経験不足」な部分を隠しきれていなかったように思いますが、
さすがにこの作品では「落ち着き」のような物も感じられます。

なんせWikipediaにも書いてありますが、
デビュー作当時はメンバーの平均年齢が17歳だったという事もあり、
良くも悪くも「若さが溢れている」作風にならざるを得なかったと思います。
それに比べればこのアルバムはキャリアを積んだ為か、
念願のメジャーデビュー作だったという事もあり、
様々なジャンルの音楽を吸収しながらもまとまりのある作風になっています。

唯一無二のファンクとスラッシュメタルの融合。


もちろん彼らはスラッシュメタルバンドとしてデビューした訳ですが、
2作目から以降はファンクの要素も取り入れるようになり、
3作目であるこのアルバムではバラードにも挑戦するなど、
意欲的に色々な音楽を吸収している姿勢が見て取れます。

想像ですが、
彼らはデビューした当時は「天才少年達」という見方もされたでしょうが、
この頃にはすっかり良い意味で大人になったというのか、
創作活動の幅も従来よりも広くなっていったと考えています。

それがファンクの導入であり、
ベーシストのプレイにも色濃く出てきたのだと思います。

バラードの挑戦は私個人的には好意的に受け止めています。
というのも彼らのデビュー作ではリードヴォーカルが、
いわゆるスラッシュメタル的な吐き捨てと、金切り声のようなシャウトで、
「歌うというよりは叫ぶ事が中心」というスタイルだったように感じましたが、
この頃はもう既に歌唱力も向上しており、
静かに歌い上げるのも器用にこなせるようになっていたからです。

もはやデビュー作の若気の至りは消え去った。


ある意味ではデビュー作は若気の至りがあったと感じずにはいられませんが、
それから3年後のこの頃には良くも悪くもスラッシュメタルの要素がなくなり、
一つのロックバンドとして彼らなりのスタイルを身に付けたと思います。

ですが、Wikipediaを見て頂いた方には伝わっていると思いますが、
このアルバムを最後に活動が上手くいかなくなってしまい、
バンド名を改名したりといった事をせざるを得なくなってしまいました。
1990年代当時から順調に活動が進められていたらと思うと、
どのような作品をそれから作っていったのかなぁと気になる所です。

今も第一線でバリバリやっていますよ!!


これもWikipediaを見て頂いた方には伝わっていると思いますが、
2000年代に入ってから彼らは再結成をする訳ですが、
その当時再結成したバンドが短期間で終わってしまったのにも関わらず、
彼らはマイペースでありながら順調に現在まで活動を進めています。

今現在の彼らは良い意味で「大人のスラッシュメタル」をやっていると思います。
勢いだけではなく構成や展開もしっかりと練られた、上質なスラッシュメタルです。

あくまでもサウンドの基本にはスラッシュメタルの要素があるのですが、
昔から変わらず色々な音楽を吸収しようという姿勢はあるようで、
最新作ではプログレやパンクの要素も貪欲に取り入れています。

今回の更新はこの辺で終わりにしておきたいと思います。


今回はDeath Angelについて触れてみましたが、いかがだったでしょうか?
未だに良い大人になれずにいる私からしてみれば、
彼らのような年の取り方は羨ましいと感じずにはいられません。



今回もお付き合い下さりありがとうございました。次回もまたお願いします。

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